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執筆者の写真knit anglers

フェザーの力


今回はKnitメンバーのTHREE GROUNDSの松井が担当します。


今回はフェザーについてちょっと語ります。


フェザーって羽毛のことを指しますが、ここでは獣毛も含みとします。


ルアーでは昔から良くポッパーのリアになんかについていることが一般でしたが、


今ではビックベイトにつけたり、ミノーにもつけたり、トップウォーター系にも


つけたりと幅広くつけられるようになりました。


ところでフェザーの効果ってどうなの?って思ったことありませんか?


僕は普段トラウトのガイドをしているので、フライフィッシングをすることが多い


のですが、その関係でフライを良く巻きます。「ハックル」と呼ばれるニワトリの


羽や、「エルクヘア」と呼ばれる鹿の毛をつかったりと、とにかくありとあらゆ


るマテリアルが材料となり、特に羽や獣毛類は良く使います。


こうした「毛」ってほんと人から見ても、虫っぽくみえたり、何かの生き物に


見えたりして、ホンモノっぽさを出す力があります。






これって見た目だけでなく、毛のなびきだったり、光具合によっては毛、羽の色


が変わったり、質感だったりと、人工では出せない力があるからだと思っていま


す。色んな形に変化するところなんかは、ラバージグのラバーがモワッモワッと


変化するところに似てますよね。バスに限らず魚って「自発的動作」に非常に敏感


に良く反応します。これもファザー(羽や毛)がもつ特有の力なんだと思ってます。





以前のイベントで六度九分さんとのコラボでフェザーフックを作らせていただきましたが、


これは主にピーコックとマラブーを組み合わせ、アクセントにギニアフォール


というフェザーを付けています。





ピーコックとマラブーの自発的な揺らめきが最も魚にアピールし、ギニアフォールの


ドットマークがなんとも言えない「生き物っぽさ」を演出しています。


見方によってはちょっとしたアート。


ただ、僕的にフェザーって決して人を釣るためのモノでは無く、あくまで魚に効果があると


感じています。


次回のイベントではこのフェザーフックを実際に現場で作成するワークショップを検討中。


是非10月12日はエイトアネックス様までお越しください。


まだまだ書きたいことがありますが今日はこの辺で。


THREE GROUNDS 松井伸吾










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